復刻プエブラの紐通しのシワより。(Chipote)

プエブラ(Puebra Alejandro)

70.80年台に活躍した職人さんは、2000年以降は年齢を重ね目が悪くなりクオリティが下がる傾向にあります。

型紙を変更して表情が大きく変わったものもあります。

今日はプエブラの紐通しについてです。

復刻プエブラは「紐通しの波打ちが好きではない」と良く聞きます。

ではどうしてそのような「波打ち」が出来るのでしょうか?

 

 

マスクは球体なので、シワを寄せないで作製するのは難しいです。

私なりに考えた答えは、「セッティング」と「紐通しの形状の変化」です。

旧プエブラは紐通しの角度がかなり開いています。

復刻はとても狭いです。

そうなると、生地とうまくセッティングが出来なくて皺になりやすいです。

ファスナータイプの画像も用意しました。

ファスナーも角度が狭いので皺になりやすいです。

この赤いマスクは紐通しの角度を開いた状態でセッティングもシワを寄らないようにした状態です。
シワはよっていませんね。

マスクを作製する行程は全て集中しないといけません。
どうしてこの様に変化をしたのかは謎ですが、やはり旧プエブラのマスクの素晴らしさがより際立ちますね。

マスクの縫製の謎がありましたらお気軽にお返事ください。

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