デザインの禅問答

雑談 conversamos

前回ドクトルルチャの『撃墜された急降下爆撃機』の記事を読んで、マスクのデザインはどの様に考えられ、実際の形にするか?というのを考えられました。

リスマルクもストゥーカも戦争で活躍した戦闘機や潜水艦の名前からです。

そこを深掘りして解説できるのはドクトルルチャぐらい博識じゃないとできません。

「ルチャ・リブレ」とは、単にマスクのメーカーどうのとか、素材がどうのとか言っていては本末転倒…不勉強すぎる。一人一人のリングネームや選手の出で立ち、マスクのデザイン等に秘められた意図などを読み解かないと、キャラクターの真の姿が見えて来ない。ストゥーカはそのいい例だ。

真理を突いています。自分の不勉強さに身に沁みます。

プロレスにおけるキャラ付け

プロレスにおけるキャラって重要です。

大まかなテーマがあるレスラーは表現し易いのでしょうか。

クンフー、カトは東洋のテーマ、ムニェコ達のトリオは子供向け、エスパシオは宇宙などなど

テーマのないレスラーは逆に思いつきません、、、マスカラスも千の顔を持つテーマがあります。

無いようで誰もがあります。それをどの様にマスクやスタイルに表現するかが大事なのでしょうか。

逆に何をモチーフにしているのかが解りにくい選手もいます。

しかし、そういう選手はその個人がキャラになっており、スーパースターは唯一無二の存在になります。サントは正にそれです。

今の選手はどちらかと言うと、その様な傾向にあるのかも知れません。

自らのセルフプロデュースです。これは難しいと思いますが、すぐイメージと選手が繋がるので定着するとブレイクします。

現代のデザイン

昔は様々なキャラがいました。

何でもキャラにしてしまう奇抜さや楽しさ、おもちゃ箱をひっくり返した様な楽しさがあります。

中には『コンボイ』というキャラはトラックをイメージして作られています

コバルデの兄弟です。左右反転が兄弟共通です。

こちらはスマーフを用いたマスク

デポマートさんから

勘違いしがちなのが「スマーフ」という名前のキャラクターがいるのではないか、ということ。じつはこの「スマーフ」という名前は、小人たちの総称です。身長はリンゴ3個分、肌の色は青色、頭には白い帽子、どこかの森の奥深くに住む小人たち、それが「スマーフ」です。

このキャラを採用しようとは思いません。森の奥深くに住む小人達がリングに上がって殴り合います。

プロレスと映画のキャラ

世界的にブレイクした映画はメキシコでキャラになる事が多いです。

よく知れているのが来日経験のあるロボットR2&C3

私が堪らなく好きなレスラーの一つです。デフォルメ具合と緩さが堪りません。

この『ダースベイダー』も秀逸です。頭の部分は全て本革で製作が極めて難しい一枚です。アントニオマルチネスの作品です。

『MS2』です。

上記の者達は殆ど『スターウォーズ』のキャラです。

他にも驚くほどキャラの模造があります。このデフォルメの中の美しさの表現が

何とも言えなくカッコイイのです。個人的には『ロボットマン』ロボコップのマスクが欲しいです。

雑談

未だにアントニオ猪木さんが死去された事が心にある方が多いと思います。

メディアは今までの功績を称えた特集が組まれています。

私もこの書籍を読み、彼の戦いの軌跡を追っていました。

日本プロレスデビュー時、初期の新日の苦悩、衰えが見える頃、そして、晩年期の闘い。

色々記録を見ていると、タイトなスケジュールでベルト戦を行ったり、かなり過酷です。

例えば、チョチョシビリ戦は初戦負けて、次戦のリベンジは次の月です。良くやるなぁと思います。

アントニオ猪木の人生が常に戦いの歴史で、やっと安寧の地にて安らかに休んでいると思います。

次はいよいよ旧ラメの公募予定です。極わずかですが、、、

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