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職人のスタイルとは(雑談会)

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「この時代のマスクを再現してください!」

恐らく、豊嶋さんも数え切れないぐらい頼まれたワードだと思います。

私はタイガーは全く解りませんが、その様なお声を頂きます。

私の腕を信じて言っていただく事なので大変嬉しく思います。

私はプエブラを中心に研究していて、そのエッセンスから自分のスタイルを確立しています。

これはただ単に型紙を使っているという事ではなく、彼の製作における本質を理解しようとしているという事です。

どの様に表情を作っているのか?

カッティングのラインの拘り、本体と縁取りのバランス、着用時のフィット感など、本当に奥の深いと思います。

「アントニオマルチネスのリスマルク初来日のシルクを製作して下さい」

私流で良ければ容易に作れますが、マルチネスのマスクは最上級に難しく思います。鼻からオデコまでの長いライン、しかしサイズは小さめ、シルクの伸びない生地とジャージの2重生地、素材と縫製が私には大変困難に思います。

本物を手に入れて研究する必要がありますが、その本物が手に入らない時代です。

近年メキシカンヴィンテージが軒並み値段が上がっている状況にあります。

何故でしょうか?

現行のマスクマンよりも、昔に活躍した選手のマスクに価値があるという事です。

相場を見ていれば移り変わりが理解できます。

プエブラ、ウンベルト、フリア、アルトゥーロブシオはもう新しい物が生まれないので、希少価値もある事も起因しています。

ラウルロメロも高齢で体調が優れない日もある様です。

歳を取ると素材の買い出しも苦労します。

ニッチな世界ですが需要は高まっています。

自分の確固たるスタイルを築いている職人さんの作品は素晴らしいです。

日本にも素晴らしい職人さんがいます。

私が頑張っても追い付けないレベルなのも理解しています。

どの職人さんも、お手本にした職人さんがいるはずです。

タイガー系は豊嶋さんの原理主義マスク、中村さんの機能的合理的マスク、

デザインの秀逸なマニア館の精鋭達、

日本の90年代を彩ったcacao製、90年代サスケの最高の表情を創造したIMAI製、もうキリがありません。

その職人さんの個性が表現しているマスクを思いっきり感じて欲しいと思います。

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