フリアのマスクの細部を知る

フリア(Furia)

フリアの代名詞といえば、ブルーデモン、アニバル、スペルアルコン、カネック、ボビーリー、フエルサゲレーラ、ハケマテなどまだまだいます。

これらの選手も年代は60年代から90年代まで様々です。

フリア製のマスクは昔ハマっていましたが、今は資料として見たりします。

特長と変化

繊細で大胆で滑らかなイメージで、2000年以降はジーンズの糸の様な太い糸も使っていました。

所有していたアニバルですが古過ぎて、特有のマーキングは消えてしまっています。

近年のマーキングの秘密を調べようとしても解らない物も多かったです。

本体の耳の裏に『R』『B』などのマーキングは1度に複数を製作するので、その区別です

ロカンボレ、ボビーリーの頭文字です。

フリアの傑作『広島』

以前カカオさん(だった気が)で販売されていた『広島』って選手を覚えていますか?

矢切で、横には広島、頭頂部には複雑な縁取りのマスクです。

今の職人特有の細かい模様でしたが、当時見た時は驚ました。

しかも、鋭角の角度を付けないで先がやや丸みを帯びていました。

彼のマスクの素晴らしさは巻き込みや、バランス、左右絶対均衡、独自性があります。

話は戻って特徴

先程の糸の話で70年後期は細い糸を使っていました。

ステッチ幅は変わらず長め、丸の曲線も綺麗にステッチされ、縫い幅は広め。

紐通しの裏あては合皮になります。

これは厄介です、ミシンの爪が進みにくく、潤滑油をよく付けないと縫えません。

エナメルだと尚の事です。

確か、ブルーデモンは顔の裏当てもその様な感じでした。

それと、アニバルの本体の形もこの時代と後期では違う様に思います。

ソルチャさんのページにもこの時代のアニバルがあります。

後期のファン向け量産型とは違う様に思います。

40年前のマスクなので、型紙が変わっていたり、縫製が変わるのは良くあることです。

横の雰囲気を見るだけで、あの被った時の縁取りと皿の位置が伝わってきます。

画像で解説

細い糸で裏表同じ色で揃えています。

この合皮の裏当てが大変です。長めのピッチで素晴らしいステッチ。

下は二本ステッチ、折り込みは三分の一程度。

穴は生地を貫通する事なく革までです。

同じ穴にステッチされています。。

十字テープも裏表同じ色、超均等です。

この継ぎ目を見ると、まずお皿を左右繋げてから、本体を縫うスタイルです。メキシコの一部に見られるスタイル。

あとがき

どうでしたか?この時代のフリアはチャンスがあれば買いかもしれませんね。

今回は写真一枚に一言形式でした。

感想などありましたらご連絡下さい。

ブラックウォーリア選手逝去

様々なキャラを経験していき、最後はミスティコという最高のライバルに出会い昇華したレスラー

バリのマスクは最高でした。。

史上最高のトペは忘れる事ないでしょう。

ご冥福をお祈りします。

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