やはりマスカラス(Otra ves Mil Mascaras)

最近はマスクの本が充実しているので、昔のマスクの写真を見る事が昔よりも安易になりました。

ロペス編、プエブラ編を見ているとマスカラスのマスクに熱が再燃し、更に頼まれたマスカラスを作ったら、

完全にマスカラスの魅力に引き戻されました。

 

日本に来日豊富な本人は様々な素晴らしいマスクを日本に残していきました。

当時小さかった子供はやがて大人になり、思い出を馳せながらマスカラスのマスクを見ていることだと思います。

極まったデザイン、縁取り、本体の形、縫製、全てがバランス良く表現できているマスクです。

マスクファンは知れば知るほど、当時のマスクが如何に素晴らしいかが理解できてきます。

アレハンドロ”プエブラ”ロドリゲスが70年代80年代のマスカラスを日本に持ち込んでから、更に魅了されました。

彼は機能性、デザインの黄金率を彼の解釈で表現しました。

マスカラスの顔はやはり私の中ではプエブラになってしまいます。

勿論ロペスのマスクも素晴らしいです。1世の想像力、表現力は他の追随を許さない特別な地位にいます。

 

旧プエブラを見て見ると型紙が今の物とは違うようです。

型紙は劣化するので、作り直しているようですが、それを繰り返すことにより大分変わってくるようですね。

マスカラスファンの方々は近代のマスカラスの方が好きと言う方もいるかもしれませんが、

旧プエブラのバランスを超えるマスクは私の中では中々ありません。

少しでも近づきたいと思い実際に手に入れて研究もしました。

様々な年代のトレードを見ると、サイズの違ったりします。

本を見てもわかりますよね。

 

その中でも自分の一番格好良いと思うマスカラスを求めて、今できるベストのマスカラスを作ろうと思い、

再度貴重なマスクを採寸し直し、型紙調整し、素材も持っている最高の物を使用して作製しました。

旧プエブラには足元にも及ばないですが、今できるベストマスクです。

もし、改善点がありましたらマニアからのご鞭撻をお待ちしています。

素材は銀のゴムラメの様な滑らかな繊細なラメ(ベロは普通のラメ)

縁取りは本革です。

 

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