ターニングポイント

ミル・マスカラス(Mil Mascaras)

今日は僕のマスク製作に大きく影響を受けた出来事を書きます。

 

突発的に最高のマスカラストレードを作ろうと思い立って、GWに製作をいたしました。

最高とは本体、縁取り、素材、縫製、全てが今の最高の技術で製作する事です。

素材は旧ラメに本革です。

 

何度も書いていたようにマスカラスは20年近く追い続けているマスクです。

僕に大きなターニングポイントがありました。

まずは、メキシコの大御所の職人さん達に会った事、ラウル、アレハンドロ、ロペス、ウンベルト、ミゲル、etc

彼らの出会いは確実に僕のマスク人生に影響を与えてくれました。

特にアレハンドロ(プエブラ)さんは技術的な事、マスクに対する考えを教えてもらいました。

これは本当に自分の中でも宝物です。

二つ目はマスク仲間に超貴重なマスクを見せてもらえたことです。

旧プエブラの実使用物、ロペス1世のマスカラス初来日の時のマスク達です。

これは代えがたい貴重な機会でした、当時のアレハンドロさんの世界が垣間見る事ができましたし、70年代後期の

マスカラスのダイナミックさや、80年代初期の華麗な時期のマスクは影響を受けました。

中でも大きく影響が受けたのが、83年のトレードです。

これは、プエブラの中でもかなりステッチの繊細なマスクで、何か完成された彫刻を見るような、芸術性を感じるマスクでした。

何かの雑誌にその当時と同じ時期のマスクが掲載されていました。

良いマスクを見させてもらうと、メジャーで距離を測ったり、寸法をかなり細かく測らせてもらったりしました。

その様な経験が私のマスクの糧になっています。

大御所の方々には到底足元にも及びませんが、考えて自分のスタイルを確立しています。

知れば知るほどマスクは奥深い物であり、難しいと思います。

世界には僕よりも上手な人が沢山います。

衝撃を受けるほどのマスクと出会えると世界が変わります、マスクに対する目利きも上達しますし、マスクファンの方や製作者の方も良いマスクの出会いがあると良いですね。

 

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