前回エルアルコンがいかに難しいか書いたのですが、
それに匹敵するのが「オンブレバラ」Hombre balaです。
弾丸選手と言われるぐらいなので、鉄砲の弾が付いています。
まず、なぜこのマスクが難しいかというと、本体とヘルメットの部分の生地が違う事です、単に工程が増えるだけではなく、型紙起こしの際にここがずれてしまうと、目鼻の位置がずれ結果、表情が悪くなってしまったり、顔に合わなくなります。
本物のローリンと見比べて寸法を計って作っても失敗しました。
二回連続で失敗すると、気力が起きないので暫くはお休みします。
今まで5.6回ぐらい失敗しています。(センス無いだけですね)
しかし、ローリンのオンブレバラを見てみると、ローリンにも物凄い拘りが見られます。
これは作製して発見して納得した事です。
一例ですが、中心のヘルメットのラインと顔のギザギザが合わさる所があります。
ヘルメットの所は模様が大きいので私は二枚に分けて縫い合わせて処理しました。ローリンは1枚革です。
この一枚革の訳は、この場所はギザギザと重なるので、厚くなり過ぎるのを考慮しての事でした。
二枚萩だと分厚すぎて縫うのも困難でした。
重なり合う所は革を鋤いたりしていますが、ゴツゴツになってしまいます。
それと、ヘルメットのラインが5-8mm低くなってしまいました。
なので、このマスクは失敗作です。
工程上目の縁取りを付けるのが最後なので、最後まで分からないマスクです。
まだ未熟という事ですね。
年内にリベンジできたらと思います。
それと、忘年会の参加は締め切らせてもらいます。
定員に達しましたので締め切らせて頂きます。
思いがけないゲストが来て頂けそうなので、今から楽しみです。
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