はじめに
巨匠といえば『ラヌルフォ•ロペス』(以下ロペス1世)を思い浮かべます。
ロペス1世の作品の凄さは散々語り尽くしてきました。
マスカラスにロペス1世製は日本が一番あると考えます。
マスカラスの初期のグラビアはロペス1世製が多く、『華麗なる世界』では
彼の作品を存分に見ることができます。
今回はそんなロペス1世の投稿がSNSにありましたので写真と共にご紹介します。
ドン・ラヌルフォ・ロペスはマスク作りの名人で、恐らく、黄金時代に活躍した有名なマスクマンたちをマスク無しの素顔を知っている数少ない人物の一人であろう。
彼は新しいチャンスを求めてメキシコの首都にやってきた。
1930年ルチャリブレの台頭とともに、彼の新しく奇妙な商売が始まった。
エル・サントは銀の山羊の革で作られていたが、1950年の初めに光沢のある生地が届き、彼はサテンで作り始めた。

サントは3日に一度試合をするのでかなりの数を製作していたと思われます。

有名な写真です。サント以外はわかりません。

サントの採寸をしています。採寸の方法が知りたいです。

このサテン生地をジャストフィットできるので精度が相当高いものと思います。

左手に持っているにはデモンですね。
メキシコではデモンが本当に人気です。

全てサントのマスクを本人に納品しています。

レオポルド(息子)とも仕事をしています。
タグにも『Hijo』と記されています

結構な高齢になっていてもミシンを踏んでいたのですね。
最後に
ロペス1世の名作は沢山あります。
今のマスク市場でも一世の作品を手に入れる事はほぼ不可能になっております。
一世の仕事の細かさや革の切り出し、全てにおいて頂点の職人です。
雑談
良いマスクができる時はどの時点で良いマスクか気付くかというと
もちろん完成後に総括して良いマスクだと感じる時もありますが、稀に本体を製作している時に
確信する事があります。
このような現象は年に数回しかありません。また、それを求めて研究し、さらに納得するものを
製作していくという事です。
最近はマスク会もあまりしていません。
メキシカンマスクをコレクションしているが、この想いを発散できる場がない方いますか?
アンケートです。

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