舞台衣装の生地が今ほどなかった時代
化学繊維などはなく、綿が織り込まれたものも多く煌びやかというよりも
エレガントな発色が述べられます。
旧ラメは正にエレガントで『ケバい』感じはありません。
全盛は70年代〜80年前半になります。50年代には既に旧ラメは存在を確認しています。
プロレスの衣装は当時は旧ラメを使用する事を考えていなかったのでしょう。
サント、ソリタリオ、マスカラスが台頭すると共に生地も様々な物を使用する事になります。
旧サテンブームから旧ラメに入ると華やかで素晴らしい作品が世に出てきました。
クリエイター(職人)とプレイヤー(レスラー)がこんなに合致した時代はありません。

全身旧ラメで製作された傑作です。材料も大変高価ですし全身コスチュームでラメは動きに制限があった事でしょう。
デザイン性、ギミック、世界観、胡散臭さと全てが好きなタッグチームです。
旧ラメ作品

貴重な旧ラメを使用して製作できる様になりました。
私は素材をあるだけ使ってしまうタイプなので、ゴムラメも今は手元にありません。
そしてエラスラメも結構使っちゃってます。無くなった後の事を考えていません。
エラスラメソフトは質感が馴染めなくモチベーションが上がらず製作途中になっています。慣れたら普通になるのでしょうね。
日々進化しており今の技術で製作するとまた良い作品となっています。
自己満足ではあります。
回想

このオレンジゴムラメは最高でした。
分厚く、質感がしっかりしており重量がありました。
ゴムラメは伸縮率が高く、皿と本体の継ぎ目がやや波が立ってしまいます。
プエブラもその様になっているので加工に苦労したのかもしれません。
最後に
旧ラメは時代を写すロマンです。
ここの読者の皆様が子供の頃憧れ見てきたあの選手はエレガントだったはずです。
懐古主義と言われますが、信じてきた時代は間違い無く揺るがないものです。
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