更新頻度が低下しており申し訳ございません。
マスクの製作は毎日しています。
20年以上メキシカンマスクを製作していると、職人さんがなぜ型紙を変えるのかが
今になるとわかる気がします。
『より良いマスク』を作る為であり、他の人からは「昔の方が良い」という声もあります。
しかしながら、マスクという本質は顔につけ素顔を隠す物ではありますが、細かい進化を辿ると
理解が深まります。
プエブラは70年代から2020年までの見比べてみると年代毎の特色が良く出ています。
昔は本人納品用の物のみでしたが、2000年以降はファンにも販売される様になるとまた新しい波ができる様になりました。
ローリンの話を聞くと、ファンへの最高の仕事を提供する為に各テープ類を染色したり、最高品質を提供しています。ファンの欲求が最高のマスクを生み出しています。
ラウルロメロの作風がブレなく2010年までの全てが素晴らしく、試行錯誤と彼のスタイルがどの年代も信念に溢れているのを感じます。
あまり人気の無い2000年以降のタグ期は2010年まで素晴らしいと感じます。
ラウル製は工程が普通のマスクよりも多く、喉テープ、本体の生地、顔と紐通しの二重と全てにおいて2重が施されています。
もっと言えば鼻の作りも中にも合皮を使い構造と言う意味ではこれ以上ない進化だと思います。
隅々まで職人さんの工夫ほど面白いものはありません。
理解する事で自分に落とし込みスタイル確立に貢献します
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