古いグラビアを見ていると、ついついマスクの作りと作り手は誰か?と考えます。
早速こちら
![](https://amigos.click/wp-content/uploads/2023/07/IMG_6199.png)
こちらのマスクはどこ製でしょうか?
答えは「マルチネス」です。
私が見るポイントはこのマスクでは、本体、模様の切り出し、処理です。
本体
いつも見慣れているラウルとは違い、目の模様の上にお皿の縫い目があります。
高い位置にあります。次に、お皿と本体の継ぎ目の生地の引きつっています、
これはお皿が小さく、本体が大きめなので合わせると引きつるわけです。
縫い目が食い込んでいる様な印象があります。これはマルチネスに見られる特徴です。
模様の切り出し
カトクンリーはシンプルです。
シンプルが故に個性が出ます。目の切り出しが模様のギリギリのラインまで来ています。
これはマルチネスの型紙です。ステッチが繊細で良い個体だと思います。
他のメーカーは全然違います。
処理
鼻の作り、そして口の巻き込みです。
鼻の下は巻き込み処理、上はシングルステッチ、この様な目を大きく覆うデザインは
鼻にシワがよりやすいです。このマスクもよってます。他のグラビア見てもよっている物があります。
口の巻き込みは裏当ての革が無い、巻き込み方式。この処理の仕方は難しいです。
![](https://amigos.click/wp-content/uploads/2023/07/IMG_6198-573x1024.jpeg)
この口の処理が凄い。
面白いのが下を向くと、鼻に皺がより、上を向くと皺が見えません。
顎と首周りで固定されているので、この様になると考えます。
良いマスクですね。
さいごに
この様にシンプルでいて、かなり個性が出ています。
マルチネス横タグの贋作などありますが、良く見ると『違う』とわかる物も沢山あります。
到底辿り着けない領域です。
ネタ募集
グラビアの写真を送って頂ければ、メーカーやマスクの特徴を書けます。
ネタを大募集致します。
チャリティーマスク今しばらくお待ち下さい。渾身の一枚考えています。