私はメキシカンマスクしか作製しませんが、形だけ作るのではなく、どうしてこの様な処理にしているのか?メキシコの職人さんの縫製を知る為にメキシコに行って来ました。
前回に引き続き2年かけて、私の憧れの職人さん達にはほぼ全員会えました。
- プエブラ(アレハンドロ)
- ラウル・ロメロ
- ウンベルト
- ミゲル・アンヘル
- ロペス(アレハンドロ)
- ケンジロー
時間を掛けてマスク談義ができた事、知らなかった処理の仕方を知りえた事。
職人さんの拘りを知る事ができました。
私の大切な糧になったと思います。日々進化していく事だと思います。
一つ言える事は、教えてもらって作製はできるようになっても、とても彼らの領域には到達できない事。
時代を支えた職人たちは試行錯誤をしながら大変な苦労をしながら作製しています。
私が好きな職人さん達も高齢化してきて、会えるチャンスが取れなくなります。アレハンドロ(プエブラ)さんは昨年に会えて、その一か月後にお亡くなりになりました。
アレハンドロさんの遺伝子は子供に託して、今となれば素晴らしいマスクを作る職人さんになっていました。
ロペスやラウル・ロメロは後継者がいないので、今の世代が最後になります。
彼らの芸術を私達は手に取れるのはありがたいことです。
ロペスさんが以前、息子さん達と”マスクエキスポ”に参加した際に
数々のファンに写真や挨拶をされている姿をみて偉大な職人と知ったらしいです。
息子さん達はマスクを作らない人生を選びましたが、それも時代の流れの様です。
メキシコの話は内容が沢山あって、どこから話したらいいのか難しいのですが、前回とは違い、今回は職人さん達が参考になったと思われる、遺跡や資料館にも足を延ばしました。
この国でマスクが生まれるべく生まれた事が少しわかった気がしました。
PS ウンベルトのオーダーマスクは若干の遅延が生じています。準備が整い次第個々に連絡いたしますので、もう少々お待ちください。
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