プロレスのマスクは4枚接ぎになっています。
各メーカーによって形が全然違います。
お皿も同じく様々なメーカーで特徴があります。
普通ならカマボコの様に左右対称っぽく思うかもしれませんが実は
複雑な曲線を描いています。
その曲線はマスクのシルエットを形成してそのマスクのデザインを強調します。
例えば、ドクトルワグナー、マスカラス、ブルーデモン、サントなどこれらのマスクマンは他の型紙を使うと全然違う印象になります。
なので、私はマスク毎に型紙を変えていきます。
なんでも一色単にすると、雰囲気が伝わらないと思います。
プエブラのマスカラスだと目の模様の頂点が丁度縫い目の所に来ているのも
決まった高さがあるからですね。
ウルトラマンなら目の高さから1センチ前がプエブラの特徴です。
そのマスクはなぜカッコいいのか?を突き詰めると本体のラインは絶対です。
これらは、私が使い分けている一部の型紙です。
これ見てどこのメーカーか言い当てたら凄いです!
右側が前なのですが、一番上の皿のみ逆になっています。
これも良くできていて、被ると後頭部にフィットする様に作られています。
実際に縫って合わせてみると、お皿の形はわかりにくいですが、本体との相性は必ずあります。
お皿一つでマスクの表情が変わってきます。それがわかる様になると、良いマスクに出会えますよ。
日本のお店でもタグがないのでメーカーが不明だった物が実はロペス一世の作品だったみたいな、事もありました。
皆さんも様々な所でマスクを目にすると思いますが、本体のラインを意識してみる事をオススメいたします。
こんなに大きさも違うんですよ。下のお皿は本体も特殊です。
※前回のクンフーは終了いたしました。
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