メキシコの英雄として知られているエル・サントです。
プロレスラーで覆面を被り映画に何本も出演するすごい人だったり、切手になったり、政府共々認められる英雄です。
マスクも老舗のマスクメーカーが作成してきました。
主にロペスファミリーがパパを作っていて、息子になると極初期にマルチネスを使い、それ以降はウンベルト製を使用していました。
最近息子の表情が変わったなーと思い聞いてみると60年代をイメージして作ったとの事。
中には縁取りのを巻き込み処理している物もあります。
サントはシンプルなマスクですが、その本体と縁取りのバランスの難しさがあります。
そして特徴的なのがひも通しですね。
パパは晩年ファスナーだったのですが、初期は紐式でしたね。
作りは分離式でソリタリオの物とは違ってベロのつけ方が違います。
これは紐式だと簡単に処理できるのですが、ファスナーはちょっと難しいですね。
そして、何気に丈が長いのが特徴です。
サントは被って見ないと表情の良さがわかりません。
素材はサテン、ブリオザ、ラメ、ジャージ、綿ジャージ、スパンコール、と多岐にわたっています。
今回はラメイタリアーノとブリオザで作成しました。
ブリオザは二重にしています。
このラメは特殊で生地というよりも織物です。裏地が黒くて発色がエラスラメとは全然違います。
手に取って見ないと上手く伝わらないですが、輝かしい生地です。
もし、このラメの方が気になる方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
コメント