昔のルチャドールは本当に優雅で気品に溢れていました。
マスカラス、サント、ウラカン、ティニエブラス、ブルーデモン、ラヨデハリスコetc…..
「巨人軍は紳士たれ」では無いですが、身なりも締まっていて一流のスポーツマンであり、
真の成功者という雰囲気が漂っていますよね。
最近はそういう選手が減ってきているのかもしれません、ゴテゴテタトゥーに派手派手の格好です。
時代の変化でしょうか。
私の知る限り「ウルティモ ドラゴン」選手が服装やコスチューム、仕草、嗜みが一流と思わせる雰囲気を持っています。超一流の選手が日本人なんて嬉しい限りです。
前置きが長くなりましたが、そんな超一流の「ウラカンラミレス」のマスクの紹介です。
初来日にグリーンボーイの『藤波辰巳』選手と戦うグラビアは有名ですよね。
「ウラカンラナ」の初公開、全てがカッコいいレスラーです。
彼は昔のグラビアを見てもロペスのマスクを被っている様です。
様々なメーカーが作っていますが、やはりロペスの物がバランス、サイズ、表情が1番です。
LRもまた素晴らしいです。
ロペスのウラカンをずっと研究したいと思い、やっと研究する機会を得ました。
ソルチャのマスク本にも紹介されていますが、彼のマスクは特殊です。
サイズ、本体のライン、鼻の処理、縁取りの付け足しの場所。
全てが計算されているのでしょう。芸術の域に達しています。
このマスクを完成するまでに、5枚ぐらい作っては失敗を繰り返しました。
また今度にしようかな。なんて思いましたが、どうしても諦められずに再度採寸し再現しました。
写真ごとに解説を致します。まずは、縁取りが真ん中と丁度お皿の位置で付け足されています。
首元から測って18センチ、マスクの黄金比があるのであれば、このマスクもそうなのでしょう。
何枚も作成して失敗した残骸です。使いようが無いので廃棄です。
鼻の処理は8mm空ける特殊な処理、鼻が見えてようとこれが無いとロペスのウラカンではありません。
このマスクのみアントニオのマスクを使用しています。それとも偽物なのでしょうか?
スーツと葉巻の紳士は真のスポーツマンであり一流のルチャドールです。
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