11月4日に”闘導館”にて国宝級マスク研究の発売イベントが開催されました。
私も行こうと思っていたのですが、4日間続く高熱に体調が絶不調でした。
ドクトル・ルチャも循環器疾患を患って入院中に一時退院許可を貰って参加したようです。
”プエブラ”アレハンドロ・ロドリゲスさんも重い病気なのに会いに来てくれたのを思い出します。
この世代は何か強いものがあるのでしょうか。
まずこのイベントに行けなかった事に大変残念に思います。
それほどに素晴らしい内容のイベントです。
内容も会場でしか知りえない事もあったようです。
岩壁のマスクの日本にある謎
岩壁のマスクの半分は日本にあるそうです、海外で撮影しているのにどうして日本に
沢山マスクが集まってきたのでしょうか?
当時日本人の関係者もいるとは考えにくい上に、当時の貴重な舞台衣装でもあります。
ロペスの芸術的センスについて
この本を読んでいて、60年代70年代のマスクの技術の高さを知る事になります。
それとどうして?という処理がたまに出てきます。
例えば、P5のサボテンのマスクは目と口と鼻のダブルステッチの外側だけオレンジの糸に変えています。
この芸術的なセンスが”唯一無二”の職人でしょう。
この本の表紙の”サメ口”も強い拘りの元にチョイスされているようです。
それまでロス初進出時の写真なども全て白黒だった。ルチャ氏ははたしてどんな色なのか、ゴングでも不明。想像し続けた。色合い、色使い、緑に赤の縁取り、想像がつかなかった。そのくらいの衝撃
こんな配色見たことない
今の日本なら、メキシコ料理屋とか見慣れているけど。1968当時、物凄い衝撃を受けた。
ちなみに初代鮫口は緑64年8月、2代目は白66年12月30日アレナメヒコ、いずれも試合用。
この本を発刊するのに最高のタイミングだった
ドクトル・ルチャの長いルチャ人生の中でも、最高のタイミングだったようです。
まずは日本の一流のコレクターと知り合えたこと、国宝マスクが表に出てくるようになったこと。
そして、写真の技術が向上したことです。色見にかなり慎重になっていたようで、プロ中のプロの仕事だと思いました。
もうこの様なすごいマスクが一堂に会する事はないんじゃないかな?と思いますが、またこの様なイベントが
あれば行きたいと思います。。。しかし悔しい、、
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