最近はあまりマスクを作れていません。
マスクを作るには考える事が多いです。
本体のチョイス、縁取りとのバランス、素材の選別、縫製方法
と、適当には製作しているわけではありません。
どの様な表現が一番しっくりくるかを考えます。
久々に創作意欲が沸き立つマスクが現れました。
”ドクトルセタ”です。マニアック過ぎなマスクマンですが、ローリンやアントニオマルチネスが製作した事があります。
デザインが医療用のマスクを模したもので事です。ユニークなデザインに一気に創作意欲が沸きました。
いざ製作となると、この”マスク”の部分が難しくて時間が結構かかりました。
目、口、鼻全て巻き込み処理が施されており、工程が多いマスクです。
今のマスクも工程が多そうなマスクが多いですが、このマスクも負けない位工程が多い上に縫製技術も問われる難しいマスクです。
複雑で居ながらも突起は無く、コンセプトがしっかりとしたデザインです。
試合は見た事がありませんが、なんとも素晴らしいデザインです。
恐らくメキシコにはまだまだ秀逸なデザインが、沢山あったはずです。
何かのタイミングでまた制作意欲が沸く事になるでしょう。
箪笥の肥やしがまた一枚増えましたが、製作中の形ができてくる時の喜びは最高の物です。
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