【解析12弾】アニバル フリア

エル・アニバル(El Anibal)

はじめに

フリアの代名詞のマスクマンの1人です。

選手兼職人として評判を産み、デモンで昇華しました。誰もがデモンのマスクを見て彼にお願いしたかったのかもしれません。

晩年のフリアのマスクと大きく違うには、糸の太さです。

近年はジーンズの様な太い糸で縫われています。

では始めましょう。

この全日に来ている時のアニバルを想像ができるマスクです。フリアに黄金比がそこにはあります。80年初期か70年後期製

縫いのピッチが長く2周目は同じ場所をステッチしています。

耳穴は貫通していません。新しいフリアのアニバルは穴の所にマーキングされています。

耳のパーツと紐通しの人の色が若干違う様です。

伝統の下は2本ステッチ裏から縫っています。

規則正しくラインも美しい。

目のステッチを見てみるとグラデーションになっています。糸の色が違う訳ではなく経年劣化したようです。

目は同じ場所を2周しています。

口も同じ場所の2重ステッチです。

鼻のセッティングは低めです。

皿が高めになっており、この感じがフリアアニバルらしさがあります。

内側はジャージ生地の裏張りです。

スポル期が来ると裏当てもスポル生地になっていきます。

口の裏当ては黒になっています。

ジャージ生地が無くなったのか、、、面白いですね。

紐通し裏当てが合皮期のフリアは素晴らしいですね。

どの様に裏を処理していたのかは謎です。

ハサミの切り跡がありません。

この綺麗な円形が美しいです。

皿と本体の継ぎ目の所が角ばっているマスク見た事ないですか?

フリアはそういう事がありません。

メキシカンのマスクは丸くなりますね。

ベロは最古のフリアと比べて小さくなっております。

超絶技巧の紐通しです。

重ね革はこの時代の特徴です。

規則正しく丁寧に作られています、この時代の職人でもトップクラスの丁寧さです。

さいごに

3回に分けて『フリア』特集を行いました。

よく観察すると苦労と拘りが見えてきます。

フリアが一段落着いたので雑談配信をYouTubeで行う予定です。

明日27日20時からです。機材が問題なければ始めます。

最終決定は私のXをチェックしてくださいね。

内容は動画でマスクの特徴を話しまくるのみです。宜しくお願い致します。

次回はロメロファミリーです。

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