【解析13弾】マティマティコ ビクトルロメロ

マティマティコ(Matimatico)

はじめに

私はロメロファミリーとプエブラに強く影響を受けています。

なのでロメロファミリーのマスクはかなり研究してきました。

ビクトルロメロやインカゲレーロのマスクは昨今入手が大変困難なマスクです。

彼は製作時期が短く、本人にインタビューし聞いたのは、製作時期は70年から82年まで製作をされていた様です。

時にはゲレーロインカ、ラウルロメロと一緒に製作をしていました。

それから、建設業を行い長い期間離れて、最近製作を再開いたしました。

ゲレーロインカも同様で最近制作していますね。

ソルチャの年代とはやや相違があるようですが本人談はそういう事でした。

では、始めましょう。

この当時は雑誌を見てもほぼ白黒の写真が多いので、実際にカラーで見れるのは一部のグラビアと実際に見るぐらいです。

1と7は同じ色ですね。

更に0も同じ色です。後のローリンやマルチネス製とは明らかに違います。

鼻の処理は素晴らしく、外周も2周ステッチされています。内側は2重ステッチです。

近年のラウルロメロは表の革と同じ下糸と同じ色です。このビクトルは下糸が白統一です。

ベロには刺繍がありませんね。

この形はほぼ変わっていません。

この裏張りが時代を感じます。

近年はスポル生地が裏張りですが、70年代、80年代初期はこんな感じなのかもしれません。スポルを使用し出したのがいつ頃なのかは正確な年代はわかっていません。

ロメロファミリーはこの喉テープをよく使用しています。

左のマスクは80年代初期です。

紐通しの形は一緒です。

強いて言えばラウルは紐穴12個ビクトルは11個です。

さいごに

ビクトルはロメロとの共作期もある事から、正確な年代を知るのは難しいです。

初期のビクトルはまた形が違います。

ラウルもビクトルも共通しているのは大変作りが綺麗な事です。

次回もお楽しみにください。

そろそろ私が製作したマスクを放出しょうかと考えています。

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