お馴染みの怪魚仮面ことフィッシュマンです。
友人が本人から譲り受けた物をお借りしました。
時代は2010年以降の作品と思われます。
作風はラウルロメロそのものなのですが、他に無い素材を使用しています。
まず、黄色の皮、本体、全て小豆色の糸でステッチされています。ただ単に糸の入れ替えが面倒くさいだけだったのか?
しかし、十字ステッチの裏の部分だけが緑の糸です。
それとラウルロメロは、喉テープを4本ステッチなのですが、内側の2本だけ色が違う事があります。
これは裏から喉テープを縫い付けて、次に表から内側のステッチを入れているのですが、この時に下糸と上糸の色が微妙に違うんです。
これは意図的なものなのか、気まぐれなのかはわかりません。
そして、特筆すべきは素材まで小豆色になっています。十字テープ、喉テープ、スポル生地、終いにはタグまで小豆色です。
新しく小豆色で注文したのか、はたまた染色したのでしょうかね。
ローリンは大体の素材の色を揃えていますが、ラウルロメロも統一したカラーをするのに驚きました。
そして、80年代のフィッシュマンとの違いは本体の形が変わりましたね。大きくなっていて、やや繊細さに欠けるかなという感じです。
素晴らしいマスクなのは変わりません。他のメーカーと違って鼻が広がっていて、目が小さくて、これぞラウルロメロ!っていう表情になりますよね。
恐らく、縁取りも若干変化ありますね。 興味深いマスクです。
次回はフィッシュマンの各メーカーごとの型紙の違いでもやりましょうか。
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