回想する(ラメを作る)

私の作品

今では存在しない、黄緑ラメを再現したくて以前作った事がありました。

これは大変手間がかかる作業で、もう作る事が無いと思っています。

なので、どなたか特殊なラメを作りたい方は、是非チャレンジしてみてください。

一つ言える事は、”パールラメ”をそのまま着色した物ではありません。

その方法をお教えいたします。

  1. まず銀ラメを用意します。
  2. 漂白剤を水で薄めます
  3. その中に銀ラメを入れます。この時の漂白剤の薄め具合、銀ラメの量は調整が必要です。私は何度かやって最高の配合が見つけられませんでした。
  4. 漂白された、銀ラメを見てみると、白いラメになります。繊維も真っ白になります。そしてややダメージが残ります。
  5. 漂白剤を綺麗に洗い流してから、染粉を入れた着色量の中に入れます。(時間も要調整)
  6. できたら、洗って干して、アイロンで終わりです。

どうでしょうか、大変な作業でもう作る気がありませんが、出来上がりがとても綺麗な色で満足しました。

しかし、課題点は

  • 染むらがある。(ラメの量が多すぎた)
  • ラメにダメージが出た。(漂白剤の配合比率)
  • コストと時間が膨大にかかる。

でしょうか。

今は通称コリアンラメがあるので、染める事が無くなりましたが、当時は試行錯誤して作った思い出があります。

漂白からの染色なので、パールラメとは違い、純染色です。パールのキラキラは無くなります。

なので、輝きは大変美しい感じに仕上がります。

それと2メートル製作して、使えたのは50センチ分です。75%の損失なので、染色技術を考えないといけません。

藍染の先生に聞くのも良かったかもしれません。

でも輝きは大変美しく思います。

どなたか、チャレンジする方がいましたら、参考にしてみてください。完成したラメで最高のマスクを作ると良い物ですよ。

信頼のできる職人さんに持ち込みをしてみるといいと思います。

 

 

コメント

  1. より:

    味のあるステキな色合いに見えますよ。

  2. より:

    漂白剤につけておく時間はどの位でしたか?

    • septiembrenegro より:

      漂白剤に水を足して作るのですが、漂白の濃度は忘れました。

      しかし、標準のラメは硬いので、柔らかくすると風合いが良くなります。

      漂白剤を薄めて、6時間ぐらいつけたらいい感じになりました。
      ご参考までに

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