今では存在しない、黄緑ラメを再現したくて以前作った事がありました。
これは大変手間がかかる作業で、もう作る事が無いと思っています。
なので、どなたか特殊なラメを作りたい方は、是非チャレンジしてみてください。
一つ言える事は、”パールラメ”をそのまま着色した物ではありません。
その方法をお教えいたします。
- まず銀ラメを用意します。
- 漂白剤を水で薄めます
- その中に銀ラメを入れます。この時の漂白剤の薄め具合、銀ラメの量は調整が必要です。私は何度かやって最高の配合が見つけられませんでした。
- 漂白された、銀ラメを見てみると、白いラメになります。繊維も真っ白になります。そしてややダメージが残ります。
- 漂白剤を綺麗に洗い流してから、染粉を入れた着色量の中に入れます。(時間も要調整)
- できたら、洗って干して、アイロンで終わりです。
どうでしょうか、大変な作業でもう作る気がありませんが、出来上がりがとても綺麗な色で満足しました。
しかし、課題点は
- 染むらがある。(ラメの量が多すぎた)
- ラメにダメージが出た。(漂白剤の配合比率)
- コストと時間が膨大にかかる。
でしょうか。
今は通称コリアンラメがあるので、染める事が無くなりましたが、当時は試行錯誤して作った思い出があります。
漂白からの染色なので、パールラメとは違い、純染色です。パールのキラキラは無くなります。
なので、輝きは大変美しい感じに仕上がります。
それと2メートル製作して、使えたのは50センチ分です。75%の損失なので、染色技術を考えないといけません。
藍染の先生に聞くのも良かったかもしれません。
でも輝きは大変美しく思います。
どなたか、チャレンジする方がいましたら、参考にしてみてください。完成したラメで最高のマスクを作ると良い物ですよ。
信頼のできる職人さんに持ち込みをしてみるといいと思います。
コメント
味のあるステキな色合いに見えますよ。
暁様
コメントありがとうございます!!嬉しいです。
漂白剤につけておく時間はどの位でしたか?
漂白剤に水を足して作るのですが、漂白の濃度は忘れました。
しかし、標準のラメは硬いので、柔らかくすると風合いが良くなります。
漂白剤を薄めて、6時間ぐらいつけたらいい感じになりました。
ご参考までに