メキシカンマスクの集い

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メキシカンマスクの集まりをすると皆さんの知識の深さに感銘を受けます。

皆さんの得意分野があり、マスクの知識に特化したり、頭の中にある知識のから使用した年代を特定したり、毎回勉強になります。
私は縫製を中心にマスクの研究をしているので、歴史になると弱いです。
なので、毎回為になる事が多いです。

画像をアップする事は出来ないのですが、勉強なった事は旧プエブラのマスクを見た際に衝撃を受けました。

本来なら本体とお皿の伸びの方向が一緒のはずなのですが、マルチネスの様にお皿が本体と逆に縫われていました。
紛れもなく旧プエブラのマスクです。
この様なイレギュラーを見るとどの様な状況だったのか?と考えてしまいます。

当時は職人さんは少なく皆多忙だったと思います。その中でイレギュラーはミスなのか?それとも意識をして作ったプロトタイプだったのか?
誰も知る由はありません、それもまたロマンで語る事ができます。

当時の老舗の職人さんの作品からしてみると私の作品は月とスッポンレベルです。私の中の最高の素材と型紙の修正をして完璧と思って作っても比べるのも烏滸がましいです。

横タグのアントニオ製の縫製の素晴らしさ、プエブラの緻密さ、ロペスの創造性、どれを取っても超一流です。

恐縮して皆さん『見た事あると思いますが、、、』となっても素晴らしいマスクはずっと見て入られます。

つくづくこの様な職人さんが居たからこそ、私達の趣味の存在意義があるですね。

マスクのライフワークはまだまだ続いていく事だと思います。

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