はじめに
マスク市場で1番高く評価されているのがビンテージ物です。
それだけに金額が大変高額で取引されます。
年代別の区分
85年ぐらいまでがビンテージで90年半ばまでが準ビンテージの様なイメージです。個人の尺度です。
60年代の横タグマルチネスなどは半世紀過ぎているので“超ビンテージ”です。
超ビンテージは60年代、70年代に活躍していたマスク職人さんの物しかありません。
時代の辺りをつける
ビンテージを知る事は歴史を知る事。
旧ラメの流通時期は80年前半まで、2000年以降の発掘旧ラメや私みたいに海外からの購入した旧ラメを今の時代に製作してもビンテージではありません。
そこで素材の時代錯誤が生まれます。
時代錯誤を調べる
例えばリクラプンティーニなのに80年代のビンテージと表記があっても誰も信じません。
なぜなら80年代には存在しない生地だからです。
私は喉テープや裏張りの素材、更には本体の形などを参考にその時代にマッチしているかを観察します。
革はエイジド加工がある程度できるので、状態はさほど見ません、1番目立つ場所なので「古そうだな」と思わせる場所でもあります。
知識を増やすためには
ここ数年はビンテージのマスクが特集された書籍が色々出ております。
資料の宝庫で画像も良いので観察する事をお勧め致します。
80年代までの有名な職人さんのマスクは唯一無二のマスクです。
観察する事で新なる発見があります。
今の現状
数年前からビンテージマスクの価値が上がり、SNS上で様々なマスクの写真が出ています。
ビンテージの見方がわかると本当に良いマスクが理解できます。
エイジド加工されていても、タグがすり替えされてもわかる様になります。
ビンテージマスクは手に入れるチャンスが極僅かです、古そうと思って直ぐに手を出すのではなく、
良く観察してみる事がいいです