最近は良いマスクに出会う事ができて、マスクの研究が捗っています。
何を研究しているかというと、マスカラスの80〜81年のプエブラと83年の旧プエブラの縫製の変化です。
この頃は多忙を極めた年だと思います。
その中でも複雑に型紙の変化が見られます。
70年後期ともまた違う雰囲気がありますし、型紙も81年はややフィットしている感もあります。
82年から大きくなり、83年で大きさの完成を見ます。
個人的にはこの頃の表情が1番好きです。
型紙の変化で言うと面白いのが、旧プエブラのマスカラスの鼻の先からMの十字の重なる場所は大体11センチか11、5ぐらいが標準です。
今解析しているのは10、3ぐらいです。
これは何を意味しているのかと言うと、目の頂点が大体お皿のステッチ付近で終わります。
この1センチの変化は模様にも大きな変化をもたらします。
この様にマスクをメジャーで計測場所は10箇所以上です。
S S級マスクは手にする事は滅多にありません。
データをしっかりと取り、研究しています。
実際に手に取ると分かる情報が沢山あります。
しかし、わからない事も沢山あります。
例えば縁取りは目から縫っているのか?口から?それとも外郭から?
そこはアレハンドロさんに聞けば良いのですが、もう叶いません。
分かる処理は踏襲しつつも自分のスタイルを確立するしかありません。
完全に自己満足の世界ですが、満足を得る事はないのでしょうね。
雑談
最近は黒の生地の縫い目が見にくく、目が悪くなってきているのかもしれません。
特に深い黒の生地は大変です。
全ての職人さんが通る道ですよね。
HPのメンテナンスで思わぬエラーが出る事があります。
そう言う時はFacebookのページに記しておくので、チェックをお願いいたします。
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