マスク解析♯20

マスク解析シリーズ

もとうとう20回目を迎えました。

どの様なマスクでもその職人さんの想いがあります。

その『想い』を伝えたいと思います。

ラウルロメロ製 ドスカラス

今回はみんなが好きなドスカラスです。

ラウルロメロは型紙が確定したら長い事その型紙を使用します。

2種類あると思います。この表情のタイプが個人的には好きです。

やや皿が小さく、本体のサイズも小さめです。

こう見ると首が横に長いように見えますがラウルは首のRを平たく取るのでそう見えます。

サインがしており、89年と書いています。89年は来日していないはずなので、制作の年数と誤差があると思います。

上のは80年代後期から90年のドスカラス

今回のは下です。85年ぐらいだと思っています。

ラウルのドスカラスの下の模様は角が丸いです。角があるとカッティングも楽なのに丸く切るのは拘りがあるからこそですね。

ドスカラスは水色に赤、目が黒が1番人気のカラーリングです。

使われている革は分厚く2ミリぐらいあります。相当力の強いミシンでないと縫えませんね。なので革の下には革を敷いていません。

2重生地で内側は黒のジャージです。

ゴワゴワ感が無くしっかりとした質感がカッコいいです。

裏ばりはスポル生地の様です。

80年代前半の物はプエブラ見たいなウール生地の物もあります。

紐通しが継ぎがあります。2ミリの革を重ねると段差になってしまうのでマルチネスの様な処理をされています。

この処理は難しく漉きすぎると丈が合わなくなったりしますので困難です。

総括

スポル生地がマスク業界に流通しはじめた頃の作品だと思います。

80年半ばはドスカラスが新日に来日していた頃です。

89年のサインは謎ですがとても良い個体のマスクであるのは間違いありません。

目口の金の部分は合皮で薄い物を使いバランスを取っている様です。

1枚から読み取れる情報が多く、ずっと見ていられるマスクです。

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