アンケート投票ありがとうございました。12月5日現在でドスカラスの型紙とマニアックなメキシカンがタイだったので、まずはドスカラスの型紙から。
ドスカラスの型紙の違いが選ばれましたので、ドスカラスについて書きます。
デビュー時からの使用メーカーは多過ぎて書ききれません。
2000年以降のメーカーはもうわかりません。
私の中では70年代はインカ、ブシオアルトゥーロ、80年代はプエブラ、ラウル、ロペスⅡ、90年代はウンベルト、アロン、フラマ、
思い付く感じではこんなものでしょうか。もっと資料を見たらあると思います。
今回は型紙ですが、最近夢であった、旧プエブラ、タグ使用前のラウルルナ、インカ、を手による機会があり、各々の型紙の違い、作り、を細かく見ました。
まず、サイズの違いがあり、旧プエブラ、インカは同じぐらいの大きさなのですが、ラウルは若干大きく思います。
そして、ラウルは2種類の型紙があるのですが、近年の物と合わせても同じ型紙を使用しています。しかし、本体の形は違いました。
旧プエブラはと言うと、両方80年代前半に作られているものですが、型紙が違いました。見た目ではわかりませんが、改良されたのでしょうか、とても興味深く思います。
そして、近年何人かの職人さんが「デビュー当時」の表情を意識してインカ風のマスクを作っていました。口の穴は六角形に切り取ったり、オデコの鷲の角度を変えたりと、色々試行錯誤していますが、雰囲気がやはり違います。
それもそのはず、インカ製は左右非対称でフリーハンドで切り取ったような湾曲があります。
目のパーツも均等な幅で整っているわけでは無く、細い所と太い所があります。
では、どうして、このような事が起こるのでしょうか?
カッティングのぶれ、太いマーカーで革に模様を書き、そのペンの太さ分のブレがあるのか?
ローリンは左右きっちりとカッティングするので、わかりやすい型紙ですが、
インカ、プエブラ、ロペス、マルチネスなんかは、その若干の湾曲があるので、右と左が違うと言う事はよくあります。その僅かな「ゆらぎ」が職人の癖であったり、味であると思います。
口のパーツに至っては片方が三角で、片方が丸く切られています。
それと、インカも試行錯誤したのか、型紙ですがが3種類確認しているようです。
このマスクは作っていて型紙がプエブラと違うので作りにくいマスクでした。しかし、出来上がりを見るとインカっぽいなーと思わせます。
旧プエブラは線が繊細です。これは以前にも書いたドスカラス研究に書いたと思います。
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