軽々しく”国宝級マスク”など口にしてはいけないのですが、私としては上位の中の上位に位置するマスクの紹介です。
70年代後期のドスカラスだと思われます。
縫製は勿論の事、素材のチョイスに配色のセンス、どれをとっても”プエブラワールド”です。
左右は緑のゴムラメに黄緑のゴムラメです。
緑のゴムラメのマスクは雑誌や上級のコレクターは持っているので見た事があるのですが、この黄緑のゴムラメは極めて珍しいと思われます。
この黄緑のゴムラメのサメ口が存在していたような気もしますが、物凄くレアです。
そして、頭頂部のお皿の生地は”草ラメ”です。
どこをどの角度から見ても素晴らしく、ずっと見ていられる飽きないマスクです。
旧ラメやゴムラメは当時から貴重だったようです。物の流通がそんなに密ではなかった時代でしたから、
舞台衣装の煌びやかな生地はアメリカまで行ったりして仕入れていました。
このマスクに面白い点があります、お皿の頂点が縫われていません。
珍しいイレギュラーなミスですが、これも当時忙しい時には「一日三枚は作ったよ」と本人も言っていた通り
大変に忙しい時代だったようで、うっかりしてしまったのでしょう。
そして、初期プエブラは鼻の処理も違います。
現行は三本ラインが主流ですが、この時代は二本のみです。
雑誌を見ても2本の物と3本の物がありますね。
マスクは良く観察すると新しい発見の連続です。
先日の話ではなりませんが、よく見て自分なりに研究する事が大事です。
細ラメもあることですし、このマスクを復刻したく思います。
告知
コロナ禍で定期的に行っていた”マスク会”が中々できません。
なので、今の時代に乗っ取って”ライブ”で行いたいと思っております。
インスタグラムで行います。
保存はいたしません、うまくできるかわかりませんがやってみましょう。
日程は
日本時間の8月15日土曜日
21時スタート
アカウントは下記で
保存の予定はありません。
もしお時間があればインスタで会いましょう。
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