【解析2弾】メーカー不明 リスマルク

リスマルク(Lizmark)

はじめに

『青いアカプルコ』リスマルクです。

色々なマスクメーカーがありますが頂点はマルチネスです。他にはリンベルグ、ウンベルト、アロンなどあります。

80年代のあの頃のリスマルクの顔を再現するのは難しいです。マルチネスが独特過ぎて超越しています。

では、始めましょうー!

旧サテンを意識した様な生地、薄くて伸縮性の無い、ペチコートの様な化学繊維のサテンです。

紐通しと本体が合っていないために角度が悪くなっています。

逆側も同じ様に紐通しの角度が良くありません。

色味が綺麗ですね。作者は「旧サテンっぽい!」と思い、ならリスマルクでしょうと考え製作をしたと思います。サテンが流通していた時期は60年代なので、古いマスクではありません。

素材をみます。へリスボーンの喉テープは日本で良く見る素材です。

裏張りはフェルト生地です。

鼻と口の処理はテープを使わないで、同じフェルトで縫い付けています。

この処理は昔ブシオやケンドーでも見た事があります。

この処理を見て下さい。わかりますか?

本来は本体を縫い合わせてから十字テープを縫い付けるのですが、これは、片方の本体(皿と本体)を縫い合わせて、更に十字テープも縫い付けてから、2つの本体を縫い付けています。

この製法でやっている人はあまりいません。私の知っている職人ですと『スペルボリドー』はこの処理していました。

この糸が出ている所を見ます。裏側から見ているので、ミシンで言うと下糸になります。

この下糸は60番です。細い糸です。

表側です。こちらの方の糸は20か30番です太いです。

下糸と上糸の違いをするのはメキシコではいません。日本では結構ポピュラーなテクニックの様です。

この素材は革ではなく、合皮に銀のリクラを貼り付けて表現しています。

紐通しも同じ処理です。ラメを巻くのはありますがこれは巻いているわけではなく、重ねているだけです。表面の箔が剥がれています。

断面がこんな感じです。

まとめ

本体の作りや処理はメキシコをイメージしつつも、日本のテクニックも持ち合わせるものです。

総合的に見て日本の職人さん系列な気がします。

日本の『Ojisan』系列の職人さんはこの様な処理はしません、それ以外のメキシカンよりの日本人作かなと考えます。

雑談

落ち着いたら旧ラメ(金)の公募がごく僅かにできそうです。気になる方はチェックして下さいね。

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