日本もメキシコもマスク職人が沢山います。
ネットで情報がいくらでも入る昨今なので、作る事が誰でもできるわけです。
マスクを製作するのはあまり技術がいりません。
布を4枚つなぎ合わせて革を張って縫って終わりです。
色んなメーカーのマスクを被ると、被り心地が違います。
型紙が全部違うので、感じが変わります。
ただ単に作りましたと言うだけでは、なんとなく被れても、顔に張り付く様なフィット感はありません。
機能性を兼ね備えた私のマスクメーカーは
フィット感の上位は”ローリン”です。
特徴としては、人の頭の形は後頭部が傾斜が強いので、お皿の後頭部の方が角度が付いています。
お皿は縦長で造形が美しく見えるのも特徴ですね。
これはローリン特有の構造です。
紐通しとお皿の角度が絶妙なのでしょう。スペルアストロなんか被るとピッタリしています。
そして、やはりプエブラです。
複雑なラインから生み出されるフィット感は、計算されている物でしょうか?
特徴は大きめのお皿で頭部を包むような形です。
これはロペスの影響もあるのでしょうか。そして、大切なのが眉間の角度の違いです。
これはプエブラとロペスに見られる角度で、日本とは真逆の角度です。
横に置いても特徴的ですね。
サイズだけが合えばフィットするのではなく、型紙を研究して本当にフィットするマスクを作るのが
彼らの技量です。
日本も選手に卸しているマスク職人さんが沢山いらっしゃると思います。
比べてみると物凄い違いがわかります。
日本はタイガーの影響が強いので”OJISAN”風の流れが強いです。
型紙を見るとそう思います。それはそれで日本スタイルで良いとは思いますが、本場メキシコの
顔にくっつく様な最高のマスクを考察して、選手を驚かせてみてはどうでしょう?
たまに型紙や紐通しなど見直すと新しい発見があります。
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