旧プエブラは86年から88年までぐらいまでを指し、90年頃に本格復帰致します。
その間は全くマスクを作っていない訳ではなく、少ないながらも作成していたようです。
この間のマスクは復刻プエブラとの大きな変換期で、マスカラストレードも大きく変わる時期です。
線が太くなり、本体の大きさも大きくなります。
紐通しもハの字のハの部分の角度が鋭くなります。これは2010年代まで採用されることになります。
この中間のマスクは数は少ないです。
今日紹介するのは旧プエブラ後期のマスカラスです
新ラメの出始めた頃の「旧新ラメ」で、普通の新ラメよりもコシがあり現行ラメとは違います。
旧ラメのマスクで年代を測定するのは難しいです、なぜなら、旧ラメは90年代も流通していました。
大体の年代の特定は縫製や型紙の違いから考えていきます。
旧プエブラの新ラメは80年代中期になります。
新ラメの登場が83,4年辺りだったと思います。新ラメだから近年って訳ではありませんね。
本体の形が如何にも「旧プエブラ」だと思わせますよね。現行とはまた違った本体の形です。
現行プエブラはどの型紙を基準に作られていたのでしょうか?中間プエブラは大きくて70年代の様な大きな物もありました。
復刻になると、この型紙に近くなりますが、少しアレンジされています。
70,80年代の「旧プエブラ」は絶対的な美しさがあります。
製作を休んでいた時の「中間プエブラ」は70年代を思わせるような自由な作風。
90年代初期は旧プエブラの雰囲気を若干残した風合いになり、2000年以降は定番の型紙がアレンジされて新しくも鮮麗されたマスクになりました。
日本のファンはやはり、「旧プエブラ」が絶対的な位置に存在するので、復刻プエブラは作りが悪いと思い込んでしまいます。
しかし、本人に型紙の変化について聞いたことがあります。
それについては、「年々より良い型紙を作るために試行錯誤しているから変化していっている」との事です。
決して劣化ではなく、時代の変化でトレンドが変わったのでしょう。
自動車も昔の角ばったフォルムや奇想天外の形が、今は流線型が主流になっています。
その次代を生きた表情に各々の好みが分かれるのでしょう。
プエブラのマスクの事になると、熱くなり長文になっていまいました。失礼いたしました。
コメント
プエブラ。フォーエバー
彼の思い出は一生です。