いつか、マスクは試合で使う物からコレクションアイテムになっている時代、その縫製の細かさが見直されています。
おもちゃマスクから試合用のマスクを見ると、色んな工夫がされており、見れば見るほどその職人さんの息吹を感じる事が出来ます。
見た目が大事なマスクですが、表側だけではなく、裏側の縫製も良く考えられいます。
例えば模様が大きいにも関わらず、裏張りの皺が寄らない、これは地味に難しいものです。
そんな様々な工夫がされていますが、これはマスクだけではなくてメキシコの工芸文化も関係しています。
メキシコは工芸国家です、メキシコシティの中心にある”ソカロ”ですが、ここの周辺には大規模な問屋街にあります。
生地や工芸の物が盛り沢山です。
既にメキシコは良い生地がありませんが、たまに掘り出し物があります。
ソカロにある教会の横で露店があるのですが、そこには様々な工芸物が置いております。
地方出身者が伝統衣装を纏い、店頭にいます。
話しかけて交渉を致します。
因みに”お土産市場”のサンファンも良いのですが、ソカロの方が圧倒的に物は安いです。非公認だからです。
しかし、黙認されています。
物は布製品だと手作りで製作していています。
安い材料で如何に価値を見出すかを考えると、複雑な技術を使って加工し芸術性を高めて売る事です。
メキシコ人はこの事に特化しているのでしょう。
毛糸や糸から複雑な物を作って行きます。原価は安いものの、仕事量が膨大だと思われます。
それを販売しています。
何もない所から大きく価値のあるものを生み出すメキシコ、国民総生産は低いからこそ、ある物で最高のパフォーマンスを引き出すのが上手な民族です。
その模様も各地の原住民の神話に出てくるものが多いです。
自国の文化を敬愛し、継承し続けるのは素晴らしい事です。
メキシコのマスクの在り方が変わってきて、我々ファンもそのマスクの価値に気づいてきていると思います。
良いマスクに出会う事はとても幸運な事です。良いマスクライフをお送りください。
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