私がずっと追い続けた職人さんがアレハンドロさんです。
日本では「プエブラ」と呼ばれていて、70年台後期のミル・マスカラスを始め、様々なデザインを作り上げてルチャドール達の「顔」をデザインしてきました。
グラビアを見ても、すぐプエブラ製と分かる作り、なぜなら、ラインが彼独特の黄金比があるからです。
プエブラという街は、芸術の街です、そこで生まれ育ち感性を磨いてきたのだと思います。
彼の作るマスクは誰にも真似ができません、唯一無二の物です。
鮮麗されたラインは見れば見るほど美しく思います。
彼は先月お話をさせて頂いた時に、デザインに合わせて本体のバランスを考えている、全てバランスを計算して作成されていることを知り、そのバランスのセンスは
皆様の知っての通り、素晴らしいの一言です。
私のような末端のマスク職人でもテクニックの話をしてくれたり、アドバイスを頂いたりしました。
20年憧れていた人に会えたこと、同じ時代に出会えた事、マスクという芸術品の素晴らしさを教えてくれた素晴らしい先人です。
つい先月会って話したことがなんだか信じられません、、、、
本当に悲しいです。彼の作品がもう生まれない、職人あってのマスクです。
天才的で芸術的な職人さんを忘れる事はないでしょう。
安らかに、、、、ご冥福を心からお祈り致します。
コメント
やはり亡くなられましたか…。
嫌な胸騒ぎはしてたんですよね。
残念です…。
残念でなりませんね。。。