2重生地に付いて(Terra Doble)

マスクの魅力

マスクを作成する上で強度を高くしようとしたら、生地を厚くする事を考えます。

私は昔は2重ばかり作製していましたが、今はシングル生地ばかりです。

マスク職人さんにも拘りがあり2重にする職人さんもいます。

ビンテージのマスクは2重生地が少なかったですね。

良し悪しをあるとすれば

 

 

メリットは

・破けない

・長持ちする

・かっちりとした本体になり見た目がカッコ良くなる。

 

デメリットは

・職人側からすると、工程が増える

・生地を2倍使う

・分厚い革を使うとゴアゴアしてしまう。

・2重生地が似合わないマスクで作るとカッコ悪くなる。

 

ロペス時代のマスカラスを再現するには薄いサテンの裏地を付けると良いかもしれませんが、

80年代のマスカラスに2重生地をしても魅力がありません。

ローリン系やラウル系のマスクには似合う物も多数あります。

では、そのようにして2重生地を作っているのでしょうか?

殆どの職人さんが「スプレー糊」を使用していると思います。

シワも寄りにくいし良いですよね。しかし、折り返しの際に生地のズレが生じます

しっかりと圧着すると良いのかもしれません。

 

ラウルはボンディングしないで、端っこを縫っていますね。

私もこの手法が多いです。

昔は2重生地に魅了されていましたが、臨機応変にそのマスクにあった生地のチョイスが大事だと思います。その目指すマスクを作るのであれば。

 

 

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