造形美
好き嫌いは別として、近年のデザインは凄いと思いませんか?
マスカラマレスさんのマスクの細かさと古代文明の縁取りの表現です。
とても私には出来ない芸当です。
これは彼のスタイルでもう他の追随は許しません。
職人には各々センスの性質があると思います。
得手不得手が誰にもあります。
かつての葛飾北斎とその娘のお栄は美人画を描かせたら
北斎よりも上手と言わしめたぐらいの実力だった様です。
北斎には無い女性目線の美しいラインを引けたのでしょう。
他にも例えば、ロペス一世の双頭龍がありますよね。青のゴムラメです。
あの複雑なデザインを考察して具現化したのも素晴らしい事です。
![](https://amigos.click/wp-content/uploads/2022/07/134B8FA3-19C2-4E8B-8A01-B7C661A699F3.jpeg)
そして、あのマスクを見て脳内コピーしたのがプエブラの双頭龍です。
優劣という事ではなく、どちらも素晴らしいレベルです。
あのデザインを生み出すセンスのラヌルフォ氏、そのマスクを見て自分の世界観で
表現するアレハンドロ氏。
![](https://amigos.click/wp-content/uploads/2022/07/F65031B1-E50F-4CD3-8261-9F4B7BA7D21F.jpeg)
個々のセンスを存分に出したマスクです。
芸術は決して同じようには作れません。
同じ型紙を使っても無理です。
それなら自分の世界観のセンスで表現する事の難しさ。
様々なメーカーを使用するマスクマンを見るとわかりやすいですね。
マスカラス、ドスカラス、カネックなどは
メーカー毎の表現があります。
その人の作品を見るとどの様に影響を受けたのかわかります。