素材への拘り

生地

マスクを作成していると行き着くところは素材の質です。

これはマスクだけではなく、コレクターズアイテムのある物にも当てはまります。

例えばギターの世界も50年代の材木を使い、材料は当時では当たり前だったものが、今では小さな部品も高価です。

それを今の技術で当時の素材で作るとなると大変高価な物になります。

マスクも旧ラメは当の昔に絶版になり、今は新ラメが主流です。

今の選手はラメではなく更なる特殊生地を使っていますが、、、

日本だけではなく、メキシコの職人さんもアメリカの職人さんも血眼になって

ヴィンテージ生地を探しています。

生地の中でもレア度があり、

旧金ラメ(細)は2000年以降に発掘されて僅かにですが存在しています。

しかしながら、他の色の旧ラメは皆無に近いです。

発掘旧ラメ以外は全て激レアと言えます。

ラメだけではなく、旧ゴムラメ、旧サテン、旧ブリオザ、テルレンカ、IDEALファスナー、各テープ

市場に出る事はありませんが、極稀に入手できるタイミングが来ます。

マスク以上に生地の値段が高いものですが、絶版生地な上にもう手に入らない物なので、チャンスがあれば購入することにしています。

 

その細かい拘りはわかりにくいですが、私の場合は糸以外は全て海外製の素材で作製しています。

面白いのが、海外の職人は日本の生地でマスクを作っています。

ドラゴンスケールであったり、エラスラメであったり、サテン生地だったり、、、

手に取る側はどちらでもわからない事ですが、なるべく海外製の物を使いたく思います。

 

写真の生地は旧ラメで”生成”というのでしょうか。

金でも銀でもない輝きでまるでゴムラメの様です。生地も分厚くてしっかりとした生地です。緑のゴムラメは見た事があるのですか、この色のゴムラメは存在するのでしょうか。

因みに60年代の生地です。これで何を作ろうか?やはりマスカラスでしょうか?

ゆっくりと考えてみたいと思います。

 

 

 

 

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