日本名では孤独仮面?孤高仮面?金狼仮面?
メキシコのルチャドールを直訳する呼称が結構好きです。
ファンタスマは幽霊仮面や亡霊仮面
ドスカラスは秀逸で直訳じゃなくて”飛鳥仮面”で”二つの顔仮面”ではありません。
メヒコ・アオラ40周年を見返すと面白いですよね。
今回はソリタリオです。
今までも何枚も作りましたが、しっくりは来ませんでした。
私の理想は横タグのアントニオマルチネスです。
購入できるパイプはあっても高価で購入ができない状態です。
サイズ感や縫製、型紙を研究してみたいものです。
マルチネスは助手も含めて誰が担当したのかがわかりにくい上に、
型紙の変化が激しすぎて対応ができないので、どうも作りにくいマスクです。
ソリタリオはメキシコでも日本でも人気のあるマスクです。
ソリタリオのマスクの復刻マスクが作られていますが、これは!!という物は
中々ありません。難しさの大きな要因は上記にあった理由があります。
しかし、よく見てみると目の縁取りのラインと皿のラインが平行である物が
かっこよく見えたり、鼻との距離が近すぎず遠すぎずとソリタリオの黄金比がある事がわかります。
ソリタリオの製作の難しさはご理解いただけたと思います。
今回はメキシコの職人さんと協力して型紙の修正を繰り返して少しずつ製作してみました。
これでもまだ納得しない部分はありますが、今できるソリタリオはこんな感じです。素材は旧ブリオザ(2重生地)に本革と無駄に贅沢なマスクになってしまいました。
次は旧サテン風のサテンイタリアーノで製作したく思います。
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