上達とは
上達とは自分で測ることが難しいものです。
今の作品に真の納得がなければまだ伸びの余地があります。
しかし、真の納得は遠い先なのも知っています。
如何にメキシコで黄金期を支えた職人達が天才かつ勉強家だったか思い知ります。
進化
物事は時と共に進化しますが、昔のマスクの完成度が高いのは原理原則からすると逆行します。
それでも職人さんは進化を探して研究しているはずです。
ゴッホの初期の作品は写実的で完成度が素晴らしく、後期の抽象的な物も視点を変えれば素晴らしいとなります。
視野を広くする必要もありますね。
一周して戻る
稀に貴重なマスクをお借りして研究します。
得る経験は大きく新しい発見が毎度あります。
それを踏まえて製作すると何故かしっくりこない事があります。
初心に戻って昔起こした型紙で製作すると何故か良い形になります。
時に何が正解かわからなくなる事があります。
恐らく答えはないのでしょう、毎回自分の最高地点まで作り小さな納得の積み重ねです。
例えばマスカラストレードの鼻の出っ張りは片側4センチがベストだと思っています。
4センチでセッティングしても口の方の型紙が合っていないと鼻だけ突出した不格好なマスクになります。
口元のバランスと鼻の高さのバランスも良いマスクはその『黄金比』が当てはまっています。
よって、型紙が良くても縫製やセッティングの仕方を別個研究する必要があります。
様々なマスクを見ると「これは考えられて作られている!」と意図しているか汲み取れます。
不思議な事
マスクは同じマスクでも何故か直ぐに飽きがくるものがあります。
プエブラのマスクも程なくして飽きてしまい手放す時があります。
あのプエブラ製でも飽きがあるなんて信じられませんが、『その時』の感性がそう思わせていると思います。
後に後悔する事も勿論あります。しかし、飽きのこない良いマスクを手元に置いておきたいし、その様なマスクを製作が目標です。
マスク作りにおけるPDCA
PDCAサイクルとは?
PDCAサイクルは、品質管理や業務改善のために広く用いられるフレームワークです。4つの段階を順番に実行し、それを繰り返すことで、継続的に改善を進めることができます。
- Plan(計画):目標を設定し、具体的な計画を立てます。
- Do(実行):計画に基づいて実行します。
- Check(評価):実行結果を評価し、計画との差異を分析します。
- Action(改善):評価結果に基づいて改善策を検討し、実行します。
P(計画)はこのマスクをこの様に作れる様に考え、型紙やイメージを膨らます事です。
Do(実行)はそのイメージで実際に製作します。
Check(評価) できあがりを研究します。私はこのフェーズで最も時間をかけています。何故なら型紙を修正しても出来上がりを見ないとわかりません。最後まで製作してから良いマスクと見比べて採寸をしたりします。
Accion(改善) それを踏まえてまた1から作るを20数年繰り返しています。
作業自体は飽きる事がないので20年以上情熱を持てている事は天啓なのかもしれません。
仲間
最近近所にマスク職人さんが住んでいる事がわかり、交流をしています。
僭越ながらアドバイスや型紙を提供したりしています。
難しいのはマスク作りは数値で測れない部分も多く、教えるのは難しいと感じました。
スクールなどありますが、基礎や構造を学んでからそこか自分の世界観を見出していく必要があります。
天才肌ではないですが、日々楽しくマスクを作れている事に感謝です。


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