マスクは基本選手がデザインを描き、職人さんに表現してもらいます。
中にはここは革で表現した方がいいか、イメージを付けていきます。
このマスカラロハは複雑に赤と黒のラインが入り混じっています。
これを革で表現したらゴツゴツすぎるので、アントニオマルチネスは布で表現したと思います。
なので、まずはイメージを考えて、頂いたデザインの中でも自分の裁量とセンスが問われます。
ここ数カ月はオリジナルデザインを作る事が多くて、頭を悩ませました。
メキシカン流デフォルメしか僕はできませんので、メキシカンマスクを知らない人からすると、かっこ悪く感じるのかもしれません。
しかし、出来上がりを見てみると、自分では納得したデザインを感じます。
デフォルメ、デザインのバランスは大事で、シンプルの中に飽きさせないデザインを意識します。
絵画も描いていくと、空間があるのにも関わらずそこに何も足さない事があります。
それは、何もない『無』の表現をしています。
このマスクはご存知の方はいらっしゃいますか?
『プロレススーパー列伝』に出てきた『エルサント』です・
原田先生はどうしてこのデザインにしたのか?全くの謎ですが、ザ・メキシカン!と言うデザインで
製作している方も楽しくできました。
生地は押入れの奥から出てきた『イタリアンサテン』です。
雰囲気は旧サテンの様な滑らかで艶やかな生地で。メートル8000円します。
素晴らしいのは、ストレッチが効いている事です、ストレッチの効かない厚めのサテンはあるのですが、
ストレッチがしっかり掛かるので最高の生地です。
既に絶版生地で在庫が、銀、白、茶色系の金しかありません。
この生地でウンベルト氏に悪魔仮面をオーダーした事がありました。
リクラとはわけが違う数段上の生地だと思います。
コメント
デザインを知らなかったんじゃないですかね?