手塚治虫『一流の映画をみろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。そして、それから自分の世界を作れ。』
突然ですが、この言葉をご存知ですか?
最近マスク職人さんと会話して、如何に”あの”時代の”あの”職人さんのデザインセンスが素晴らしかったか。
を話しました。
アレハンドロさん(プエブラ)はマスカラスオーバーマスクのデザインに、いつも頭をフル回転させて考えていました。
香水のパッケージだったり、シリアルのパッケージや建物、全てのものを彼の世界に落とし込んで表現していました。
マスクを製作してくると、この処理は大変だから違う表現でもいいかと”精神的妥協”をする事があります。
しかし、マスカラスオーバーを見てみると、大変手の込んだ処理をされています。
表現するにはその処理が必要だったのでしょう。
プエブラは”Cidad del Artesano”芸術の街です。工房通りがあったり、お土産屋さんは様々な手工芸の物があふれています。
彼の感性はこのプエブラと言う街で、生まれ育ち、感性を生み出しました。
新旧問わず素晴らしい職人さんはいます。
縫製技術も神がかっている人も沢山います。しかし、表現方法はその職人の”センス”です。
ロペスのウラカンラミレスはもう、本体も縁取りもどれも変更できない位極まったデザインです。
そのようなデザインがのマスクが沢山あります。
日本の職人さんも素晴らしい世界を持った方もいます。
日本のデザインの根源はタイガーマスクです。
あのタイガーの目の流線型の鋭い感じが今も尚受け継がれています。インディのレスラーも鋭い切込みの目のラインが多いですよね。
タイガーマスクもあのフォーマットは絶対です。その中でも初代の微妙なバージョン違いはどれも素晴らしい物がありました。
昨夜YouTubeを見ていたら、最後にはやはり、初代タイガーの動画に行くルートがよくあります。
3年間全てが輝き、更に90年代半ばに復活するという、ファンには堪らないストーリーでした。
復活初代、キング、4代とタイガーマスクのフォーマットを生み出した”マニア館”時代、、、デザインが複雑になりますが、そのアレンジは神がかっていました。
デザインを考えれるセンスは誰も真似できません。技術ではない”感性”がそこにあるのです。
因みに私はセンスが無いタイプです(笑)越えられない壁があるのです。
私は先人の技術を研究して自分なりに表現する事しかありません。
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