私が特に拘っているマスクマンの1人にエル・アルコン(オルティス)がいます。
デザインが素晴らしく、被った表情もカッコよく日本に来日経験があります。
マスカラスとのマスク戦も行われたり、日本人に対しても馴染みのあるマスクマンです。
製作を何度も繰り返しましたが、納得いく物が中々できません。
理由は複雑なデザインと構成です。縫製はどの様に進めたら良いのか?
セッティングは?など試行錯誤の繰り返しでした。
しかし、最高の一枚とはいかないにしても、何とか製作をしたマスクです。
これを本人に納品する時が来ました。
70年から80年代に活躍したマスクマンに『あの頃』のマスクを再現できる事が夢でした。夢がまた一つ叶いました。
レジェンドマスクマンは現行メーカーが良くない事が多いです。
当時の先人の職人のレベルが高過ぎるためです。
私も当然上手く作れない部分はあります。しかし被って貰えた事が最高の喜びです。